事業概要

事業期間

2024年4月1日~2027年2月28日

事業名

信州こどもカフェ=居場所が創る地域の未来〜地域が育て支える居場所づくり〜

事業目的

公益財団法人長野県みらい基金は、社会を構成するすべての主体が、社会課題の解決や地域活性化などの公益活動を支援できる仕組みを構築し、持続可能な地域社会の発展を目指しています。
課題解決や活性化を願う人々と団体を結び付け、資金やノウハウの提供を通じて、活動をサポートしています。
今年度は休眠預金を活用し、こども食堂をはじめとした子ども・若者の居場所活動の運営基盤強化や、地域間格差の是正を目指し、調査・分析、支援ネットワークの拡充、基金設立に向けた準備を進めています。
地域の多様な人々が協力し、共に支え合いながら、誰もが安心して集える持続可能な居場所を築いていくことを目指しています。

事業内容

(1年目)アセスメント

  • 長野県内のこども食堂の基礎的財政需要調査、分析
  • こども食堂=信州こどもカフェや地域にある居場所(縁側など)の調査を県内の子ども支援ネットワーク、県・市町村社協等と連携して行う。むすびえ全国調査、県子育て家庭の実態調査と照らし合わせながら調査を分析する。
  • 長野県内のこども食堂が、参加者および地域にもたらすインパクトを評価する
    経済効果の定量的インパクト指標とともに、定性的な対象者の変化、対象地域の変化、主催者側の人的資源の変化など、定量、定性を組み合わせ立体的な社会的インパクト評価=見える化としていく

(2年目)基金等の組成

  • 地域の居場所が、地域の未来に対する価値であることを広報するツールを作成
    インパクト調査の評価を核にした広報ツール作成する。内容は、多様な居場所の紹介、居場所のあることで生まれるインパクトや現状の紹介。
    そして、居場所に必要な要素として資金や資源の現状と理想。全国の状況と長野県の状況など比較し課題を整理していく。
  • 寄付の受け皿となる基金等を組成する
    10地域の子ども応援プラットフォーム、こども食堂ネットワーク、フードバンク、労福協、県社協、市町村社協、NPO等+行政(県、市町村、教育機関)などのステークホルダーと連携し、調査の報告会とワークショップを開催し、基金づくりのプロセスを広報しながら、基金の設立準備を行う。

(3年目)エコシステムの拡充

  • 2年度に組成、検討した基金をキックオフ
    基金として企業営業や市民債の創設。多様な寄付メニューを作り実際の資金作りを開始する。
    財政的資金のインパクトの見える化を活用し、資金作りを行う。
  • こども食堂等の地域の居場所の基礎的財政需要の20%の可視化と目標達成
    個々のこども食堂等居場所の自己収入増+基金収入に加え、県の補助金や多様な民間資金の取り込み、達成していく。