1.こんな事業です

「日なた」(中野市)は、学校に行けない義務教育段階の子どもたちにとって、安心して過ごし、学び、成長できる“無償の学びの場、居場所”です。
現在「日なた」は午前9時から午後3時まで週5日開室し、2025年7月まで中野市及び周辺市町村の児童生徒61名が利用しました。
しかし、制度の谷間にあるため、公的支援がなく、運営継続の危機にあります。家庭の経済状況にかかわらず、すべての子どもが学ぶ権利を行使できる場の維持・継続が必要です。
2.これを実現します

子どもの学びと安心を保障する「日なた」を、これからも無償で開室します。
寄付により、会場費、教材費、人件費、保険などをまかない、家庭の経済状況に左右されず、誰でも通える場を維持します。また、クラウドファンディングを通じて、子どもの学ぶ権利や、義務教育の無償原則を社会全体で支えることの意義を広く問いかけていきます。
学校に行けない子どもたちがお金をかけて学ばなければならない不公平がここにあります。
これは単なる支援でなく、「教育の公共性」を私たちの手に取り戻す挑戦でもあります。
3.なぜこの事業に取り組むの?

長野県はかつて全国に先駆けて就学率を高め、「教育県」と呼ばれました。その背景には、「すべての子に学ばせたい」という地域の強い思いがありました。私たちはその精神を受け継ぎ、すべての子どもが平等に安心して学べる場を守っています。
2022年から2024年までは、助成金に加えて法人からも 5,000,000円余りを出資して運営を支えてきましたが、法人単独での継続には限界があります。そうした中でも、法人総会では「ぎりぎりまで無償でいくべし」との覚悟が確認されました。
「日なた」は、義務教育の理念を社会に問う実践です。その灯を絶やしてはなりません。
4.具体的な取り組み内容は?

2025年4月から2026年3月まで、週5日(平日)午前9時から午後3時に「日なた」を開室します。子どもたちは、手芸、体育、クラフト、調理、野外活動、個別学習などを通じて、自分のペースで安心して過ごします。また、通う回数や時間も個々に応じて柔軟に対応し、学校と併用することもできます。
活動の様子はブログで公開し、社会とつながる取り組みとして可視化していきます。年度末には年次報告書にて実績報告も行います。
5.団体からのメッセージ

私たちは、学校に行けない子どもに「あなたはここにいていいんだよ」と伝えられる場所をつくりたいと思っています。
そこでは、「学ぶこと」が誰にとっても当たり前に保障される—そんな無償の学び場が必要です。
「また明日も来たい」と子どもが笑顔で話す姿を、これまで何度も見てきました。私たちは、教育は社会全体で担うべきものだと信じています。
無償だからこそ、子どもが安心して一歩踏み出せる。この意義を多くの人と共有したいのです。
6.応援よろしくお願いします!

この事業は単なる資金集めではありません。
子どもが安心して学べる場が公的な制度の外にあり、しかも経済的な事情でその学ぶ権利すら奪われている子どもがいる現実を社会に問いたいのです。子どもがいない方、子育てを終えた方、義務教育無償の恩恵を受けてきたすべての方たち、もう一度考えてください。
「教育は無償であるはず」です。
長野から、もう一度その原点に立ち戻りましょう。
どうかこの挑戦に力を貸してください。