団体からのメッセージ
こんな団体です

信州親子塾は、社会(学校、福祉、医療等)の中で生きづらさを感じる人のオルタナティブスクール。世の中の2割と言われる、感性が高く自分の好奇心に従うHSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)は、時として世の中の「こうすべき」「これはダメ」といった大人の固定観念が強く入りすぎることで過剰適応を起こして動けなくなっています。2018年に団体設立以来、大人が自分の固定観念を外すことで、自己否定でいっぱいになった子ども若者が安心して自分を出せる環境を作ってきました。これまで「わかってくれる人はどこにもいない」と感じてきた延べ50人以上の子ども若者が、ありのままの自分で居られる時間と空間で自分を癒し、過去を紐解き自分の軸を再構築し、好奇心とワクワクに沿った創造的な学びを始めています。さらに、子どもだけでなく環境としての親の学びを重要視しており、親子同時に変容が起こることも特徴です。また、在籍校と支援会議や毎月のやりとり等で子どもを真ん中に置いた情報交換をしており、教師のまなざしの変容により在籍校で自分を試し始める子どももいます。
こんな特色ある学びを行っています

親子塾の特徴は、無条件に受容される環境で一人一人が今の好奇心に沿った活動をしながら、まずはリハビリを完了すること。正しい間違いの判断や失敗はなく、どんな小さなことでも自分で決めることを大事にし、新たな気づきを学びにして自ら成長していきます。
ここでは怒りや悲しみといったネガティブな感情や動けない状態も「根っこをはる時間」として保証され、落ちた状態も否定せずに受け入れられて自己信頼が回復することで、外の世界・未知の世界に目が向き始め、仲間とともに挑戦したいと強く願うようになります。
そのタイミングで、参加可能な様々な体験が用意される…そこには一切の強制がなく、やりたいと思った時に参加を決めることが、自分の殻を破る最大のチャンスとなります。
特に自然の中での活動には、未知の自分に出会い、自分の壁を越える事象がたくさんあります。信州の豊かな自然あふれるフィールドは子どもの主体的な学びの原動力となっています。
これから予定する具体的な取り組み内容

皆様の応援による様々な体験活動を経て自己信頼を増し、クリエイティブな活動や社会体験に飛び込み始めている親子塾の子どもたち。後から入ってきた子も、たくさんの体験の機会があることで、自分のタイミングで仲間に見守られながら挑戦していく文化が培われています。
今年度は、中高生を中心に県歌「信濃の国巡り」プロジェクトを立ち上げて自然体験企画コンテストにもエントリー、5ヶ月に渡って企画、運営、報告書等を主体的に行なってきました。
入賞を狙い賞金を獲得して沖縄へ行こう!という機運が高まり、これまで怖れや不安が強く、無理だと諦めていた初の飛行機移動や初の3泊にみんなでチャレンジしたい!という気持ちになっています。これを「入賞できなかったら終わり」ではなく、ワクワクと意欲が増している今のタイミングで飛行機に挑戦できたら・・・自分の殻を破り、自分の移動手段も広がり、今後の活動範囲が広がっていくだろうと期待しています。
<例年並みに考えた場合の予想される予定(仮)>
5月;山菜採り 6月;新!沖縄海合宿(初の飛行機体験) 7月;谷浜日帰り海水浴
8月;戸隠キャンプ・フォレストアドベンチャー体験 9月;犀川サップ体験
10月;上高地キャンプ 11月;ボルダリング体験 12月;スケート・アイスホッケー体験 1月;スキー(飯綱リゾートスキー場ほか) 毎月1回;信濃町森のKINOCOCO体験
※子どもたちの希望や状況により都度決定するため、変更の可能性あり。
応援よろしくお願いします

公教育に合わないことで学校外の学びの場を選択する子どもが増えています。
長野県ではフリースクール認証制度も始まりましたが、公教育に比べるとまだまだ公的な支援は足りておらず、多様な学びを選んだ家庭の負担は依然として大きいままです。
特に子どもたちにとって、これまでの自分の殻を破る貴重な機会となる体験活動には、移動のための費用とともにアクティビティ代や宿泊費等が必要不可欠です。長野市というアクセスの良い場所であっても、海、山、川といった自然の中での体験をするには、物価の高騰も相まって負担が大きくなっています。
これまでも皆様からの応援のおかげで、子どもたちの「やりたい」が出たタイミングで経済的な理由で諦めることなく実現でき、多くの子が仲間と共に真の自立に向かうことができてきたことに感謝しております。
日々の活動はもとより、長野の大自然の中で元気を取り戻し、自分軸で生き始めている子どもたち(不登校やひきこもり経験のある子どもたち)の姿は、当団体の活動はホームページからもご覧いただけます。未来を創る存在として、子どもたちがたくましく力強く生きる姿をぜひご覧いただき、皆様の応援をよろしくお願いいたします。