1.こんな事業です

安曇野・松本は豊かな自然と文化に恵まれた地域ですが、進学や就職を機に若者が都会へ流出し、地域に同級生が少なくなっています。さらに車社会では職場と家の往復になりがちで、若者が偶然出会い、仲間と遊び、恋をするコミュニティ基盤が非常に弱くなっています。都会なら学校・バイト・サークルを通じて仲間が自然とできますが、この地にはその仕組みがありません。これは安曇野だけでなく、現代日本の地方が広く抱える構造的な課題です。
この課題を解決するには、コミュニティづくりだけでも、雇用づくりだけでも不十分です。本事業は、就労継続支援を起点とした21世紀型の地域共生モデル(コモンズ)を確立することで解決を図ります。
従来の枠組みにとどまらず、里山での林業・農福連携による農業・IT事業でのスキル習得・古民家を活用した宿泊交流拠点といった多様な「働く場」を一体的に創出します。生きづらさを抱える若者たちが、これらの実業を通じて社会との接点を持ち、同時に地域住民や移住者、旅行者が自然と混ざり合う「秘密基地」のような居場所を拠点とします。
「仕事があるから人が集まり、人が集まるから出会いと循環が生まれる」。 この就労支援をエンジンとした「働く・遊ぶ・暮らす」の融合モデルこそが、若者がこの地に留まり、恋をし、次世代へとバトンを繋ぐための「新しい地方の形」になると確信しています。
2.これを実現します

本事業が目指すのは、安曇野の豊かな地域資源を「若者の自立と活躍のフィールド」として再定義し、福祉と地域再生が分かちがたく結びついた循環モデルを確立することです。具体的には、以下の3点を柱として実現します。
•多様な「就労・訓練メニュー」の開発と提供
就労継続支援B型事業所「CLOVERワークス松本」を核とし、単調な作業に留まらない、林業(里山整備)・農業(農福連携)・IT(補助業務)・古民家運営といった、利用者の適性や興味に合わせた多角的な就労機会を創出します。これにより、生きづらさを抱える若者が「社会に必要とされている」実感を持ち、一般就労へ踏み出すための強固なステップを築きます。
•地域資源を活かした「多世代交流拠点(秘密基地)」の整備
取得・改修する古民家を、利用者の就労訓練の場(清掃・受付・接客等)としながら、地域住民や移住者、旅行者が自然と混ざり合う交流拠点として機能させます。福祉の枠を超えた「おしゃれで楽しい場所」に人が集まることで、若者が孤独から解放され、新たな仲間やパートナーと出会える環境を物理的に構築します。
•持続可能な「地域循環型経済(コモンズ)」のプロトタイプ作成
寄付金を呼び水として、林業機械の導入や拠点の整備を行い、就労支援を通じて生産された農産物や木材、宿泊サービスが利益を生む仕組みを整えます。寄付だけに頼り切るのではなく、福祉が地域の産業(里山保全・空き家活用)を支え、その収益がさらに支援の質を高めるという、21世紀型の持続可能なコミュニティモデルを安曇野・松本から発信します。
3.なぜこの事業に取り組むの?

「正しいことより、楽しいことで人は動く。」私たちはそう信じています。
従来の福祉の枠組みや行政の移住支援だけでは、若者の孤独や地域の衰退という複合的な課題を解決するには限界があります。私たちがこの事業に取り組むのは、「就労支援」こそが、安曇野の豊かな自然(里山・農地)と、眠っている不動産(古民家)、そしてそこに集まる「面白い大人たち」を繋ぎ合わせる最強のハブになると確信しているからです。
志を共有するNPOという器の中で、林業・農業・IT・福祉・宿泊といった異なる領域を一つに統合します。これにより、生きづらさを抱える若者は単なる「支援の対象」ではなく、地域資源を再生する「担い手」へと変わります。
「かっこいい大人がいて、仕事があり、仲間と楽しめる場所」。そんな場を自立した事業として確立することが、持続可能な地域づくりの本質です。利益の最大化ではなく志の共有を優先し、楽しさとお金と志が同時に回る仕組みを安曇野から本気で作り上げるために、私たちはこのプロジェクトに挑戦します。
4.具体的な取り組み内容は?

【2026年4月〜】CLOVERワークス松本(就労継続支援B型)本格稼働。農作業・IT補助・施設外就労などを提供し、利用者が一般就労へ移行する実績を積みます。
【2026年中】安曇野市内の古民家を取得・改修し「秘密基地」として整備。農業ボランティア・移住希望者・旅行者・地域住民が交わる宿泊もできる交流拠点に育てます。
【2026〜2027年】林業歴24年のメンバーが100町歩規模の里山整備を開始。林道を整備し、マウンテンバイク・乗馬トレッキングなど多様な活用と次世代への森の継承を実現します。
【連携】IT企業(2026年4月設立予定)と連携し、IT系就労の選択肢も拡大します。
5.団体からのメッセージ

北アルプスを望む景観、清らかな水、四季の豊かさ。安曇野には、都会では決して手に入らない本物の魅力があります。しかし、この場所を愛して移住してきた親世代の子どもたちが、大人になると「仲間がいない、恋ができない」という理由で都会へ出て行ってしまう現実に、私たちは危機感を抱いています。
これは安曇野だけの話ではありません。素晴らしい資源がありながら、若者がつながれる「交差点」がないために、地域の未来が細っていく——日本中の地方が抱えるこの構造的な課題を、私たちはこのプロジェクトを通じて変えたいと思っています。
私たちの活動は、単なる福祉や移住支援ではありません。若者が誇りを持って働ける場を作り、多様な人々が混ざり合う居場所を整え、地域全体を一つの「大きな家族(コモンズ)」のように再生する挑戦です。
「人に、自然に、恋する安曇野」。
この言葉の通り、若者がこの地に根を張り、自分の人生を肯定できる場所を、皆様とともに育てていきたいと願っています。
6.応援よろしくお願いします

「安曇野が好き」「若者に地域に残ってほしい」「自然の中で人がつながる場所を守りたい」と思うすべての方へ。
この場所の魅力は、まだ半分も活かされていません。林業・農業・古民家・里山——眠っている資源と、ここに集まる面白い人たちが本当につながったとき、安曇野は若者が恋をして、仲間をつくり、根を張りたくなる場所になれると、私たちは本気で信じています。
あなたの寄付が、若者の「ここにいたい」という気持ちを支えます。
ひとつの施設、ひとつの古民家、一本の林道が、人と人をつなぐ糸になります。
ともに、人に自然に恋できる安曇野を育ててください。