団体からのメッセージ
1.こんな団体です

特定非営利活動法人ぐるったネットワーク大町は、市民団体のネットワークを母体に2010年に設立されました。設立当初から、地域の自然・文化・人を活かした青少年の健全育成を活動の柱として掲げ、地元の達人たちを講師に迎えながら、多彩な体験プログラムを提供してきました。年間200人を超える子どもやファミリーが参加し、豊かな自然に触れ、里山の知恵を学び、ふるさとの魅力や課題を知ることで郷土愛を育む機会となっています。
2015年からは、地元中学校の依頼を受けて地域学習のサポートを開始し、学校と地域をつなぐ役割も担ってきました。教育委員会やまちづくり関係者と連携しながら、地域全体で子どもの成長を支えるネットワークづくりに貢献しています。
現在は、こうした蓄積を活かし、都市部の中学生・高校生を対象とした教育旅行の受入れにも取り組み、信州ならではの学びを全国へ届ける活動へと広がっています。
2.こんな特色ある学びを行っています

私たちの学びの最大の特徴は、自然や文化だけでなく、課題やそこで暮らす人々も含めて「まちをまるごと教材にする」ことです。 子どもたちが自分の目で見て、耳で聞き、考えながら学ぶ体験をつくっています。また、学校の授業と連携することで、より多くの子どもたちに学びを届けられるよう工夫しています。
2026年度は、大町岳陽高校1年生に対し、市街地を巡りながらクイズやインタビューを通してまちの魅力や課題を学ぶプログラムを提供しました。さらに、大町中学校2年生の「大町の人や資源をつないで新しいビジネスを考えよう」という総合的な学習に伴走し、寄付の一部を優勝特典としたアイディアコンテストを実施します。これにより子どもたちの意欲が高まり、実現可能性のあるアイディアが次々と生まれています。生まれたアイディアは、まちのイベントに合わせて展示や発表の場を設け、地域の方々に披露します。優秀企画には実現のための資金を渡し、伴走支援を行う予定です。
まちの人と関わりながら学ぶ経験は、子どもたちが自分の人生を切り拓く力となり、郷土愛を育み、未来の大町を担う人材育成にもつながることでしょう。
3.これから予定する具体的な取り組み内容

◎まちを学ぶプログラムの提供
まちの特徴やまちの今を学ぶプログラムを、総合の授業として提供します。
学校と十分に調整しながら、以下のような学びを予定しています。(6~9月)
・まちの特徴を知る:宿場町の町屋や蔵、まちなかの水路、登山文化、ダム など
・まちの今を知る :まち歩きによる写真撮影
まちなかで活躍する人へのインタビュー など
◎ 探究学習の伴走支援(随時)
子どもたちが自分たちにできること―「町への提案」「小さなアクション」「新しい商品やサービス」などを探究する際に、必要に応じてアドバイスや地域の人の紹介を行います。
◎ まちの人に向けた発表の場づくり
まちのイベントに合わせた発表会・展示会(11月または2月)
実現資金5〜10万円を優勝特典としたアイディアコンテスト(11月)
◎ 前年の優勝アイディアの実現に向けた伴走支援も継続します。(随時)
4.応援よろしくお願いします

私たちは、先の見えない時代だからこそ、子どもたちに「自分で考え、選び、行動する力」を身につけてほしいと願っています。多様な大人と出会い、まちの中で実際に体験し、視野を広げたうえで自分のやりたいことを見つけてほしい。そして地元の子どもたちには、ふるさと大町を好きになってほしい。そのためにこの事業を始めました。
同時に、私たちは大町の未来にも強い危機感を抱いています。少子高齢化が急速に進む中、高校進学をきっかけに若者の多くが一度まちを離れ、そのまま地域外で進路を選ぶことが増えてきています。だからこそ、子どもたちが「このまちで挑戦したい」「このまちで生きていきたい」と思えるような体験をつくることが、今の大町にとって欠かせないと考えています。
まちの人と関わりながら学び、アイディアを形にしてみる経験は、子どもたちの将来にわたって強みとなります。自分のアイディアがまちの人に受け止められ、応援される体験は、若者が地域に希望を見いだす大きなきっかけになります。ここから、まちの魅力を活かした新しい仕事や、地域の未来をつくる若者が生まれるかもしれません。
皆様からのご支援は、一人ひとりの子どもの「生きた学び」を支えるだけでなく、大町の未来を育む力にもなります。どうか、私たちの活動に温かい応援を賜りますようお願い申し上げます。